撮影した写真や納品用の画像が数十枚〜数百枚単位になると、1枚ずつサイズを合わせる作業は現実的ではありません。 フォルダごと読み込んで、条件を1回決めるだけで全件に同じルールを適用する一括リサイズの手順を、実務の順番で説明します。

1. 仕上がりサイズの基準を決める

リサイズを始める前に、その画像が最終的にどこで使われるかを確認します。 Web掲載用なら横幅1200px前後、SNS投稿用なら正方形1080px、印刷用なら元の解像度を保つなど、 用途によって必要なサイズはまったく異なります。基準を決めずに作業を始めると、後から全件やり直すことになります。

2. 「長辺基準」か「幅基準」かを選ぶ

  • 長辺基準 … 縦横比が異なる画像が混在するフォルダに向きます。長い辺を指定サイズに合わせるため、縦写真も横写真も同じ見た目の大きさに揃います。
  • 幅基準 … 横幅を優先して並べたい一覧ページなどに向きます。縦写真は高さが画像ごとに変わります。

掲載先のレイアウトに合わせてどちらかに統一します。

3. フォルダを丸ごと読み込む

1枚ずつ開いてサイズを変更する作業は、枚数が増えるほど現実的でなくなります。 フォルダをまとめて読み込み、サブフォルダの階層を保ったまま書き出せる一括処理を使うと、 作業時間を大幅に短縮できます。階層が保たれていれば、書き出し後も元のフォルダ構成のまま差し替えられます。

4. 拡大しない設定にしておく

指定サイズより小さい元画像を無理に拡大すると、輪郭がぼやけて画質が落ちます。 一括処理では元のサイズより大きくしない設定を必ず確認しておきます。 小さい画像は拡大せずそのまま、大きい画像だけ指定サイズに縮小する、という条件にしておくと安全です。

5. 出力形式とファイル名を決めておく

書き出し時の形式(JPG/PNG/WebP)とファイル名の付け方も、事前に決めておくと後工程が楽になります。 元ファイルを上書きせず別名・別フォルダに書き出すようにしておけば、 意図しないサイズで保存してしまっても原本から作業をやり直せます。

6. やってはいけないこと

  • 元画像を直接上書きしない … リサイズは元に戻せない処理です。原本は必ず別に残します。
  • 用途に対して大きすぎるサイズで統一しない … 表示に使わない解像度を残すと、ページの表示速度を落とす原因になります。
  • 縦横比を無視して変形しない … 幅と高さを別々に固定すると、被写体が不自然に歪みます。

まとめ

用途に合った基準を決め、フォルダごと一括でサイズを揃える。この流れを一度作っておけば、枚数が増えても作業時間はほとんど変わりません。 まずは1つのフォルダで、長辺基準・拡大なしの設定を試してみてください。 当サイトのツールで簡単に画像を一括リサイズできます。